1963(昭和38)年からの八王子キャンパス1989(昭和64)年完成の新宿キャンパス1962(昭和37)年ごろの新宿校舎(浄水場から)

活動報告(平成18年度) バックナンバー
>> 第8回理工系学生 科学技術論文コンクール「科学技術と日本の将来」 最優秀賞・文部科学大臣賞を受賞しました。 詳細
>> 平成19年新年祝賀式会・懇親会開催される 詳細
>> 平成18年度 第3回評議員会報告 詳細
>> 機械系同窓会役員選出に向けた評議員会開催される! 詳細
>> 第6回ホームカミングデー開かれる(2006年11月3日) 詳細
>> 平成18年の「機械系同窓会 秋の集い」開かれる 詳細
>> 第4回全日本学生フォーミュラ大会、工学院・大健闘! 詳細
>> 業務とは別世界で「活躍するOBの発表会・報告会」記念すべき第一回講演 詳細
>>   機械工学同窓会総会・評議員会開かれる 詳細

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科学技術論文コンクール「科学技術と日本の将来」 最優秀賞・文部科学大臣賞を受賞

本学機械システム工学科3年生の山口昌宏君が 第8回理工系学生 科学技術論文コンクール「科学技術と日本の将来」 最優秀賞・文部科学大臣賞を受賞しました。
『おめでとう御座います。』
既にご存じとは存じますが、2007年3月1日の日刊工業新聞にて報道されております。
ここにその論文の全文をご紹介します。


科学技術と日本の将来 エンジニアの卵にこそ国語教育を

工学院大学 工学部 機械システム工学科 3年 山口昌宏

平成18年8月、2歳の女児が、業務用シュレッダーに指を巻き込まれて切断するという傷ましい事故が報道された。この事故の最大の原因は、シュレッダーの紙投入口が約8ミリあった事である。この約8ミリという隙間には大人の指は絶対に入らないが、生後間もない幼児や幼い子供の指の太さより大きな寸法なのである。私は工科系の大学に通う学生として、シュレッダーの設計に疑問を感じた。なぜ設計者は、消費者の環境を考慮せずに設計をしてしまったのか?過去に同様の事故があったのにも拘らず、その失敗を活かさなかったのか?私はその要因を「設計者の感性の欠如」だと考える。そして、この問題を解決する1つの方法として、国語教育の充実が必要であると私は考えた。以下、「なぜ国語が必要なのか?」、「エンジニアに必要な感性とは?」、この2つの視点から論じていく。
1.なぜ国語教育が必要なのか?
私は「祖国とは国語」(著者:藤原正彦氏)という本の冒頭に記されている「国語教育絶対論」に深く感銘を受けた。国語教育絶対論の大まかな論旨は以下の3点である。
@国語とは情報伝達の手段としてのみ学習する科目ではない
A国語は、教養の土台を作り、論理的思考を育て、感性・情緒を培う
B感性・情緒を養う国語教育こそ、小学校時に最も時間をかけて学習しなくてはならない科目である

私はこの本を読むまで、国語とは単なる情報伝達の為の科目であると感じていた。以前は、「漢字さえ習ってしまえば基本的に文章を読む事はできる。文章さえ読めれば国語など勉強する必要などない」と考えていた。しかし、私達は本当に正しく読む事ができているのだろうか?私は以下に示す経験の中で、次世代を担う現在の高校生の国語力に疑問を感じたのである。
私は最近まで、学習塾で高校生に受験指導をしていた。主に数学と物理の指導をしていたのだが、自分が担当する生徒に次の様な問題があり驚いた。それは、問題文を読んでも、問題文の趣旨が分からないという事が度々あったからである。特に物理の試験問題の添削をしていて感じた事なのだが、問題文の中から答えを導く単語を見つけ出す能力が低下している。一般に物理の問題文には、問題を解くためのキーワードが必ず隠れている。そのキーワードを見つけ、問題作成者の意図を汲取る事で問題を解いていく。キーワードを見つける事ができない原因は国語力不足であり、これは高校生だけの問題ではないと私は考える。問題作成者の意図を理解しようとする意識と、意図を感じる能力の低下は様々な問題を引き起こす。そして私は、相手の意図を感じ取れない事こそ、感性の欠如だと考えるのである。
 このような体験から、私はただ単に文章が読める事が大切なのではなく、文章や相手との会話から真意を感じる事が大切であると感じた。そして、相手の真意を読み取る能力を磨く最も有効な手段の1つが、国語教育だと考えるのである。この能力は、社会人の基礎として全ての人に求められる能力であるが、特に消費者の身の回りで使用される製品を設計するエンジニアにこそ必要なのである。

2.エンジニアに必要な感性とは?
 エンジニアとして必要なモノ。それは、専門技術はもとより、最新技術やそれを習得する為の基礎的な教養が絶対に必要である。基礎的教養なしには、現代の洗練した技術は習得できない。しかし、次世代を担う学生は国語力が不足している。国語力が足りない為に、物事の本質が理解できないのである。このような教養の基礎ができていない状態で、次世代の若人は日々刻々と進歩する科学技術を習得し、発展させて行く事ができるのであろうか?
 エンジニアの使命は、消費者の暮らしをより豊かにする事である。その為、物事の本質を理解する真の教養とそれを補強する感性こそが必要なのである。私は教養と感性を磨く最善な方法の内の1つが、国語教育の充実であると考える。国語力の向上は、文章を読む事への抵抗を軽減させる。すると、自然と読書量が増え語彙が豊富になる。語彙が豊富になる事で知識が充実し、教養と感性も育まれるのである。実際に教養と感性は、各個人の実体験や他者の話を聞く事によっても養われていく。しかし、教養と感性を育む為には実体験だけでは限界がある。一人の人生の中で体験できる事などたかが知れているし、経験しようにもできない事は数多くあるからである。だからこそ、過去の貴重な体験を読書という手段で疑似体験する事も、感性を養う上で大切になる。私はこの疑似体験こそ、学校での国語教育による情緒・感性等を補強する役割を担うと考えるのである。日本には古典文学を筆頭に、世界に誇れる素晴しい文学作品が数多くある。それらの名作を読み込み、自分では体験する事のできない貴重な雰囲気を感じ、教養と感性を磨くのである。
 また、読書は教養・感性と同時に、論理的思考力も育む。新しい情報を理解する為に、筋道を立て正確に順序良く考える訓練が自然にできるのである。そして、論理的思考力は、コミュニケーション能力に多大な影響を与える。私たちは、言葉を使ってお互いに意思疎通を図る。普段の日常会話は勿論として、学習する際にも、他人に説明する際にも言葉を使って表現をする。言葉には、1つの意味に対して何種類もの表現がある。数多くの語彙や表現方法を習得し、その状況を的確に表現できる力がなければ、自分の意思を正確に相手に伝える事はできない。同様に、自分が十分な語彙と表現力が備わっていても、相手に能力がなくては高度な意思疎通はできないのである。
 エンジニアには、使用者の環境を多方面から捉える真の教養とそれを補強する感性が必要不可欠である事は上で述べた。しかし、現代のもの作りの背景を考えると、構造・システムの複雑化のため、一人の技術者だけで全ての工程を行う事はできない。つまり、論理的思考力に裏づけされた、他者との高度なコミュニケーション能力も必須なのである。私は自分の周りの何気ない一言に敏感に反応できる為にも、優れた感性がエンジニアに求められると考える。そして、これらの能力は全て国語力の向上の恩恵なのである。

3.まとめ
平成14年度に導入されたカリキュラムによると、小学校国語の総時間数は、戦前の1/3程度にまで落ち込んだ。現在の教育制度を改革する為に、今なお政府内で議論が続いている。こうした状況の中で、小学校からの充実した国語教育を行う事により、現在の学力低下などの問題を解決しようという考えに異論はない。
しかし、ここで1つの問題が残る。国語教育を徹底していない現在の小学生・中学生・高校生の世代は、社会に出てから活躍する事ができなくなってしまう。そこで私から、彼等が次世代を担っていけるようにする為に以下の提案がある。知識がある程度身に付き、学習する事の真意が理解できる大学生になった時に、全ての大学生を対象に再度国語教育を行うのである。更に、エンジニアの卵である理工系の大学生には、国語教育で育まれた感性を補強する為に、次に示すカリキュラムを推奨したいと考える。
@大学3・4年次にそれまで各個人が学習した内容を元に、同学年の生徒に対して講義する
A講義内容は各個人が設定し、カリキュラム・教材は自分で用意する
B講義を聞いている生徒は講義者の発表を毎回評価する
C講義はビデオ撮影し、自分で自分の講義をチェックする
D全員で講義内容に対する反省会を行う

以上のカリキュラムを実施する事で、立場を変える事による観点の相異が体験でき、彼等に真の教養とそれを補強する感性が身に付くはずである。そして、今回の事故のような危険なシュレッダーは二度と設計されないと信じている。私は、教養と感性の2つの柱が強靭なエンジニアこそが、日本の誇るべき財産になると考える。そして、この礎を築く為に、国語教育の充実が必要なのである。

参考文献
(1)日本経済新聞 平成18年8月24日 日本経済新聞社 p.39
(2)毎日新聞   平成18年8月24日 毎日新聞東京本社 p.31
(3)祖国とは国語 藤原正彦 平成18年1月1日 株式会社新潮社 p.12−p.45

受賞時の山口君挨拶 文部科学大臣賞の楯
最優秀賞受賞式 文部科学大臣賞の賞状

HP担当者解説:
論者は佐久長聖高等学校出身
本学機械系学生には3年次「テクニカルコミュニケーション」が選択で教育されている。これは、12年前横山倉三助教授がその必要性を感じ導入された。先生の後輩の村田 碩先生が現在担当されている。2005年の「JABEE」認定からは「コミュニケーション技術の習得」が取り入れられ「コミュニケーション能力」の重要性が増している。
また、1991年「第3回テクニカルコミニュケーションシンポジューム」が工学院大学を会場に開催され、以来毎年8月末に工学院大学で開かれている。今年は8月28,29日に開催予定。

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平成19年新年祝賀式会・懇親会開催される

2007年1月14日(日)11:30から13:00
高層棟3F 「アーバンテックホール」に於いて
卒業生参加者:約220名(機械系約50名を含む)

例年通り、長嶋秀世校友会会長の挨拶があったが、その中で特に「校友会の負の遺産」(本部と極一部会員及び支部との認識のズレ、高校同窓会の資金紛失問題等)を早く改善し、校友会本来の活動目的の重要項目である「学園支援に力を注ぎたい」との決意が述べられた。

来賓代表として大橋秀雄理事長が挨拶された。学園としては中期5カ年計画「ダッシュ21」の2年目にあたり、計画を加速して亥年でもあり「猪突猛進」して多くの学生に喜んでもらえる学園にしたいとの決意が述べられた。

学生・OBの活動発表会は昨年と同様の「マジシャンズソサエティー」、「テコンドー部」と「グリークラブ」(次の写真右)の合唱、そして今回初めての尺八演奏(写真左)が、電気工学OBの高橋静昭教授と機械工学科の水野明哲教授(副学長)により行われ好評を博した。

全員での記念撮影後、中層棟7F食堂において懇親会が盛大に開かれ、新年らしく樽酒の鏡開きが行われた。和やかに懇親・懇談が行われ15:20お開きとなった。

機械系の方々

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平成18年度 機械系同窓会 第3回評議員会報告

平成19年1月17日 18:30〜19:10 新宿校舎 28F 「第1会議室」に於いて行われた。
(文中、敬称略)
議長:田中 照夫 書記:近藤 智、渡辺 征一郎  議事録署名人:伊藤 正、瀬戸 馨
会議は評議員120名中、出席者数 84名(委任状含む)で成立

<議 案>
(1)立候補者の状況について(小倉選挙管理委員長)

理事定員20人に対し立候補者20人、監事定員2人に対し立候補者2人であった。立候補者については、推薦人5人の署名捺印があり、立候補届けとして問題はなかった。
定員と同数の立候補者の場合、投票を省略することが出来るという規定により、次ページの立候補者についてご承認をいただいた。

(2)平成19年度〜21年度役員の承認の件

別紙一覧表の立候補者について全会一致で承認された。

(3)会長および副会長の選出

次期理事選出された方々の集会で、次の者を推薦し、全会一致で承認された。
会 長 福田 忠彦
副会長 瀬戸川 睦人
副会長 渡辺 征一郎
副会長 並木 光雄

(4)役務分担および校友会理事の件

校友会理事については、5月の総会・評議員で報告し、承認を得ることになった。

(5)選挙管理委員会委員長、副委員長、委員の解任

役員選出までのご苦労に対し盛大の拍手で委員を解任し、選挙管理委員会を解散した。

(6)校友会評議員の入れ替えの件

校友会の評議員の入れ替えについて、全会一致で承認された。
退任者 ⇒ 榎本 光孝、荒井 五十四、岡崎 孝宣、小林 浩秋
新任者 ⇒ 福田 忠彦、田中 英生、瀬戸川 睦人、渡辺 征一郎

以上

平成19年度〜平成21年度機械系同窓会役員立候補者一覧
 (2006.12.15 選挙管理委員会確認)

No 卒年度 立候補者氏名 役員区分 役員歴任年数

1

1956

杉山 助一

理  事

3期

2

1962

福田 忠彦

理  事

1期

3

1965

瀬戸川 睦人

理  事

新任

4

1965

関谷 重彦

理  事

1期

5

1965

田中 英生

理  事

新任

6

1965

田村 久義

理  事

1期

7

1965

宮坂 勝利

理  事

3期

8

1965

渡辺 征一郎

理  事

3期

9

1967

田中 嗣規

理  事

1期

10

1968

和田 進一

理  事

1期

11

1969

並木 光雄

理  事

1期

12

1970

瀬戸  馨

理  事

3期

13

1970

鈴木 正則

理  事

2期

14

1970

小磯 章治

理  事

2期

15

1971

前田 道徳

理  事

3期

16

1971

小川 文夫

理  事

2期

17

1973

横田  仁

理  事

1期

18

1980

福泉 正人

理  事

2期

19

1981

近藤  智

理  事

新任

20

1985

海江 秀樹

理  事

3期

 

21

1956

高橋 國夫

監  事

1期

22

1962

高橋 洋光

監  事

1期

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機械系同窓会役員選出に向けた評議員会開催される!

現機械系同窓会役員は、平成19年3月31日で任期が終わり、平成19年度からは新たに選出される役員により運営されることになります。この新役員選出に向けた第1回機械系同窓会評議員会が12月5日(火)18:30からファカルティークラブで開催されました。出席者は、29名、委任状43名 計82名の出席のもと、次の事項が審議され、決定いたしました。なお、次回の評議員会は来年の1月17日に開催され、新役員が決定することになっております。

1. 選管委員長、副委員長、選挙管理委員の承認の件

(敬称略)
評議委員から:小倉昭夫、南 弘、八戸英夫
理事から   :小松崎裕久、岡崎孝宣、増山忠昭
を推薦し、全会一致で承認された。その後、委員長に小倉昭夫、副委員長に南 弘を推薦して承認され、正式に選挙管理委員会が発足いたしました。

2. 役員選出日程の件

小倉選管委員長から次の日程が提案され、全会一致で承認された。
@立候補受付期間:平成12月5日評議員終了後〜12月15日(金)17:00まで
  郵送の場合は、指定日時までに事務局に到着のもの
A役員の選出日 :平成19年1月17日(水)開催の評議員会にて行なう。

3. その他

役員選出の第2回評議員会を平成19年1月17日(水)18:30〜開催いたしますので評議員の方はご参集下さい。

以上

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第6回ホームカミングデー開かれる(2006年11月3日)

今年で6回目のホームカミングデーが11月3日文化の日に開かれました。今年の招待者は昭和32、37、42、47、52、57、62年でありました。機械系OBは約50名の方々が参加されました。皆さん久方ぶりの顔合わせで、実に楽しそうな雰囲気に包まれておりました。

歓迎式典の後、懇親会に移り和やかなうちにも16時30分無事お開きとなりました。
来年(2007年)の第7回ホームカミングデーには「昭和33、38、43、48、53、58、63年卒業の方々」が予定されていますので、今から友人同士誘い合ってぜひ多くの方が参加いただけるよう準備をしていただきたいものです。 

機械系同窓会のご参加の方々

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平成18年の「機械系同窓会 秋の集い」開かれる

平成18年10月14日(土)13:30〜18:15
新宿キャンパス 高層棟 28階 第一会議室

機械系同窓会杉山会長挨拶は、従来の業種枠を超えた事業開発が進んでいることの紹介があった。
渡辺副会長からはパワーポイントを使った、「学園の状況について」@八王子キャンパスの充実振りAJR新宿駅地下西口での全柱を使った大学広報によるPR活動B大学受験者数の推移 1997年の54%が2006年実績であるC就職状況について概ね良好との報告があった。
並木副会長からは「校友会・同窓会活動」の報告がなされ、高校同窓会と昨年の青森全国大会の事務処理が完了していないことが話題であった。

 
学生プロジェクト活動の報告 
●鳥人間コンテスト
昨年の滑空機部門4位(230.88m)から今年はプロペラ機部門に変わり、手痛いミスで設計審査を通過できなかったことが報告された。
●フォミュラカー
耐久走行を完走し50校中24位で昨年から十分成果のあった 
結果が残せたと報告された。
●ロボコン
『しんぱち』チーム NHKロボコンは最終「東大」に破れ4位の成績であった。
9月4日に急逝された「機械システム工学科」加藤隆教授の冥福を願って全員で黙祷
その後大学同期卒業の学長補佐電気工学科横山教授に、エピソードを交えながらの話で「加藤隆教授」を偲ぶことができた。
講 演 会               
「ロケット・人工衛星の歴史と構造に関する最近の動向」
講 演 者:工学部機械工学科 何(か) 建梅(けんばい) 助教授
専門は「歪み・応力解析、破壊力学解析等、3次元CADモデリング、構造システム動的・静的設計解析、複合材料関連、接着構造、構造最適化設計,実験的・理論的力学,熱解析(伝熱、輻射)等、ロケットと人工衛星の歴史について詳しくお話いただいた。
懇親会は「学生プロジェクト活動の報告者」、講 演 者の何 建梅 助教授にも参加いただいて、18時15分 和気藹々の内に無事終了した。

以上

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第4回全日本学生フォーミュラ大会、工学院・大健闘!

 2006年9月13日(水)〜9月16日(土)の4日間、小笠山総合運動公園(静岡県袋井市・掛川市にまたがるサッカー静岡スタジアムもある広大な運動公園)で開催されました。
 今年は単独チームで2回目の出場、国際基礎工学科・雑賀先生、機械工学科・飯田先生の指導のもと、今回各校のレベルが上がった中で、工学院チームは大健闘しました。
大会は4日間でコスト・設計などの静的イベント、車検・加速・8の字走行・耐久走行・燃費などの動的イベントの9種目で総合得点(合計1000点)を競う大変過酷な競技。
 昨年は最後種目の耐久走行でオーバーヒートのためリタイヤしたが、ことしは直線、ターン、スラロームを組合せた1周、約900mのコースを22周、合計約20kmを走破する耐久走行を二人のドライバーで見事に完走しました。

工学院チームの得点は335.5点(参加50校中、24位)。

今年の総合優勝は上智大学、 得点850.5点。

〔昨年の結果:本学チームは、総合得点174.9点(31位)。

 総合優勝は金沢大学、得点819.5点。〕

中央:飯田由明先生、右:アドバイザー福田忠彦さん(機械1963卒)、左:アドバイザー田中英生さん(機械1965、院1967卒)
             9/15工学院チームピット前で

耐久走行中の工学院チームのマシン(9/15)

 

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業務とは別世界で 「活躍するOBの発表会・報告会」記念すべき第一回講演

講師:瀬戸川さんの探究心に感嘆 公演内容には納得!
業務とは別世界で「活躍するOBの発表会・報告会」記念すべき第一回講演 成功!

この度、仕事から少し離れた世界でもご活躍のOB,OGに、その活動を発表・報告していただく場を設けました。今まで余り同窓会・校友会活動に目を向けていただけなかった方々に、少しでも同窓会・校友会活動のご理解をいただけるよう企画しました。今までと違った同窓会の側面をみてください。

2006年7月28日(金) 18:30〜21:30
新宿キャンパス『ファカリティークラブ』
参加:約30名
講演のテーマは:『百済の役』

1965年卒業の瀬戸川睦人さんを講師に向え、独自のポイント「潮の干満」から『百済の役』の最大の戦い「AD663年8月『白村江の戦い』を考察。
従来「白村江の戦い」は海上戦と解釈されていたが、瀬戸川さんは世界第2位の干満差(約7.8m)を利用した、内陸河川での戦いであったと説明された。その理由は大型船を使った、「唐・新羅連合軍が、上げ潮を利用して遡行する小型船の日本軍をけちらした。」と推論し、潮汐により戦闘時刻が判明した。
瀬戸川さんがここに至る経過は文献からの推論ではなく、現地の地形を見、さらに当時の潮汐、船舶の構造、戦いの方法、延べ32,000人といわれる派遣兵の食料補給などを調べての考えである。これは瀬戸川さんが37年の「航空機関士」として勤務した『乗客を安全に目的地に運ぶ』という職業感からの来るものが大きく、学者の発想ではない。まさに現実に乗客を運んだことがなければ発想できないものであった。そのほかに当時の日本を取り巻く国際情勢、日本の立場などを解説された。その博識に受講者一同が感嘆と、賞賛を送った。約1時間の懇親会を楽しく終え、予定時刻に無事終了。
第二回の講演者の人選が難しくなってしまった感を強くしたが、瀬戸川さんに負けず劣らない講演者を準備するように同窓会理事会が頑張らねばと思った。

講演中の瀬戸川さん

講演者 瀬戸川睦人さん経歴:
1965年 本学生産機械工学科卒業
(学生時代は「グライダーとスカイダイビング」で活躍)
同    年 日本航空株式会社運航乗員部に就職「航空機関士」としてB-727,DC-8,DC-10,B747に乗務、総飛行時間17,600時間の乗務経験の持ち主
2002年 日本航空株式会社定年退職
2003年 「國学院大学」入学
2005年3月 「國学院大学」文学部史学科を卒業
卒論テーマは、「白村江の役に関する研究」
2006年4月 本学「就職支援アドバイザー」に就任

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機械工学同窓会総会・評議員会開かれる

2006年5月28日(日)10:00〜11:30
新宿キャンパス28F第1会議室 93名出席(委任状46名を含む)

1,2号議案 平成17年度事業報告、収支決算承認の件と監査報告
3,4号議案 平成18年度事業案、予算案承認の件
5号議案 評議員の追加承認および理事補充の承認の件
6号議案 同窓会名称変更と会則の一部変更の件
1〜6号議案とも「KUMEA」に記載の原案通り承認されました。
このうち、5号議案は福田忠彦氏が小林浩秋氏に代って新理事となった。
また、1965年卒 田中英生、半澤淳一両氏
1970年卒 梶田和男、大野 隆両氏を評議員として追加選出した。
6号議案は同窓会名称を「機械系同窓会」に「機械工学同窓会」から変更した。

その他の項目で、「活躍するOBの報告・発表会開催について」はすでに理事会で決定されているが、業務とは別世界で活躍する方々の報告・発表会を開くことで同窓会の活性化をはかって行くことが報告され、その記念となる第1回目は1965年卒業 瀬戸川睦人さん「AD663年8月『白村江の役の新ポイント』」での講演と発表された(詳細はこのHP行事予定欄を参照)。

なお、機械系同窓会終了後は、12:30から高層棟 3階の「アーバンテックホール」にて校友会の評議員会・総会が開催され、1号議案から5号議案まで原案通り承認された。今年度は、新しい試みとして常任理事会、理事会報告が行なわれ、その分、少々時間を要しましたが、18時過ぎから7階の食堂で懇親会が開催され、和やかな一時を過ごして7:45閉会となった。
校友会の評議員会・総会、懇親会の様子は、校友会のホームページでご覧下さい。

以上

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お問い合わせ 学園関連リンク情報
工学院大学機械系同窓会事務局
東京都新宿区西新宿1丁目24-2
〒163-8677 新宿郵便局 私書箱13号
電話 (03)3342-2064/(03)3340-1649
FAX  (03)3342-2035

 

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