毎年恒例の機械系同窓会「秋に集い」が10月18日(土)13:00から中層棟8階のファカルティークラブで開かれました。参加は同窓生50名、学生プロジェクト関係者約20名でした。
福田会長から「沖縄全国大会」と「学園創立125周年事業」について話がありました。◎ その後学生プロジェクトの報告が「鳥人間コンテスト」、「フォーミュラーカー」、「ロボコン」の順番で行われました。
・ 鳥人間コンテスト:滑空機部門から人力飛行機ディスタンス部門に挑戦して2年目
操縦性向上等の課題を来年に残したが、963.5mを飛び部門5位の成績を上げることできました。 |
|
・フォーミュラーカー:燃費は非常に良かったがマシンの信頼性の低さなど多くの課題が残ってしまいました。成績は62校中43位でした。来年の応援をよろしくお願い致します。 |
・
ロボコン:NHKロボコンからABUロボコンへの出場が目標であったが、動作不良のトラブルに見舞われ満足な戦いができず、0勝2敗で敗退しました。 来年の頑張りに期待します。 |
これら3プロジェクトの報告を聞いてみると八王子、新宿とキャンパスが分かれていることが問題のように報告されていました。再度このハンデを乗り越える工夫(前年出場チームの遺産を確実に継承する方法を早急にシステムとしていかないと積み重ねたものとならない)が必要不可欠でしょう。
◎
講演会は工学部准教授宮坂 勝利先生の「高周波誘導過熱によるアプセット管曲げ加工機の開発とプラント業界事情」でありました。 |
|
化学、発電プラントにおける多量な配管の曲がり部分に従来使われていた「エルボ」を直管が「曲がり部」前後に延びた「ベント管」にすることで、配管溶接作業の時間短縮と溶接部の信頼性向上、検査時間の短縮が大幅に見込めることになりました。
原理的には、管周囲から高周波誘導過熱をしておき、曲げの中立軸(一般的には中心)よりも曲げ中心側に偏った位置に圧力を掛けることで、偏肉(曲げの外側では薄く、曲げの内側では厚くなる)が起こらないよう大幅改善がなされました。偏肉は数%(規格では12.5%以内であったものが、ほぼ2%以内に収まった)になったとの報告でした。
宮坂先生はこの論文により本学から工学博士号を授与されました。
懇親会は笠原さんの乾杯ではじまり宮坂先生、学生プロジェクトのメンバーが加わり約70名になって賑やかに行なわれました。参加した先輩方には料理も大変好評で、他の同窓会会合についても十分検討していく必要を痛感しました。
中締めを大先輩の小倉さんにお願いしました。
今年は場所を移動しないで懇親会ができ、大変良かったと感じました。 |
|
|