機械系同窓会による機械系教職員との連携・交流会「第2回 機機械会(キキカイカイ)」が、2016年11月24日(木)に新宿キャンパス28階 校友会談話室で開催されました。
本会の主旨
第2回機機械会は前回の反省をもとに、機械系同窓会のOBと機械系の教職員及び学生も交えて情報を交換し、研究室の見学もさせて頂くということで、本主旨をご理解いただいた機械システム工学科の高信英明 教授にお願いいたしました。
今回の中身
テーマ「群知能・成長するヒューマノイドロボット・ヒトシュミレータ」
@ 18:30−18:45、高信先生から研究室のご紹介…28階校友会談話室
A18:45−19:15、16階に移動して研究室見学と学生さんとの対話
B19:15−20:30 学生さんを交えて懇談 …28階校友会談話室
という段取りで進めさせていただきました、
先ず本会の趣旨を唐鎌貞郎幹事がいきさつを説明、次いで田中英生会長より前回の議論の中から今回は学生も交え研究室も見学させていただき、OBとの情報交換をより意義のある密度の高いものにして行きましょうとの説明がありました。
高信英明教授の事前レクチャー
高信教授よりロボティクス研究室での研究内容紹介
「群知能ロボットの研究」では魚のゴンズイなどが急速に向きを変えるような群として、リーダー無しで一群となって行動するいわゆる群れ全体で秩序ある行動する小型ロボットを製作し原理を解明している。基本は周囲の仲間の行動を感知して群として動くわけだが、応用としては道路における自動車の列の効率的な運転などが考えらえている。さらに現在は3次元の行動としてドローンを使った実験も開始した。
「ヒューマノイドロボットの研究」これは人間の成長(体格)の段階を短期間でシミュレートして、人が生きている重要な兆候であるバイタルサインをパラメーターにして、人間をサポートするロボットの開発を目的とするものである。 「ヒトシミュレーター:患者ロボット」これは他の大学と共同研究しているもので、歯科治療やその他の治療を行う医師の医術(技術)を向上させるために、患者そっくりのロボットを使って、緊張感(臨場感)をもって施術の経験できるようにするためのロボットを開発している。
高信先生の研究の基本は、ロボットが人間を補佐する(将来においても倫理観を持って人間に奉仕する)実用的なものを創造することを目指していること。 研究室の巡回
研究室を訪れると学部生と院生が待機していてくれて、それぞれ自分が研究している内容を丁寧に説明してくれた。 懇親会
高信先生、研究室の学生及び機械系同窓会のOBとで研究内容、その応用について自由闊達な意見交換され、将来への希望や夢などが語られた。 学生から自己紹介と就職先などの説明あり、各OBからは自分の就職時の状況や激励など、500円会費としては大変盛り上がってお開きとなった。
唐鎌貞郎世話役の挨拶
田中英生会長からも本会主旨の挨拶 奥は高信英明教授
高信先生より最初のレクチャー
ヒューマノイドロボット等の研究学生の面々
高信先生と研究室の学生も交えて懇談会
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